だってお金を増やしたかったんだもん!と言いながら借金を増やしていった妻。
だって、お金を増やしたかったんだもん!
今では冗談で話せますが、借入額が多かった時に言われると、メチャクチャしんどかったです。
気持ちはわかるよ、お金増やしたいよね。
でもね『間違ってるよ』と、なんど妻に説明したことか・・・。
今回は、そんな言い訳していた妻が、どうやって、ぱち依存症を克服したかをお話します。
妻がはまった3つの罠(わな)
依存症になる原因の多くは『快感』です。その快感・感覚が忘れられなくて、繰り返してしまうのが依存症です。妻は、依存症の3つの罠にまんまとハマってしまたのです。
1.ビギナーズラック
ビギナーズラックは怖いです。妻をぱち屋さんに初めて連れて行ったとき、妻のおごりでステーキを食べました。はじめてのビギナーズラックが、妻がぱち依存症になるきっかけでした。
人間は、調子が良い記憶は残りますが、悪い記憶は消してしまうものです。ビギナーズラックを忘れられずに、いつまでもいい思いでを引きずってしまうのですね。
2.勝つまでやめない
投資の鉄則は「元金を減らさないこと」だと言われます。子どもでもわかることですが、負けることは悔しいこと。
だから負けていたら、悔しくて勝つまでやめません。やめるのは、もっている資金が0になってから・・。
「あ~。今日もやってしまった」と、思っても後の祭り。そして「明日、がんばろう!」と考えて、傷口を増やしてしまいます。
3.主催者が必ず儲かるシステム
ぱち屋や宝くじは、必ず主催者が儲かるようになっています。ビジネスですから、主催者が儲かるシステムになっているのは、当然なのに・・。
そんな基本的なことがわからなくなるくらい、おもしろくて興奮するのがゲームです。怖いです・・・。
妻が罠から脱出できた~。その理由とは?
何度ことばで説明しても妻は、ぱち依存症から脱出できませんでした。
借金返済のために働き始めた妻ですが、妻の給料は相変わらずぱち屋に投入され続けました。
そんな妻でしたが、徐々にぱち依存症から脱出していきました。いろんなことが重なって自力で解決できました。
1.社会から規制がかかったせいで興味をなくす
射幸心を煽りすぎという理由で、警察から規制がかかったおかげで、妻の興味は徐々に失せていきました。
妻は一か八かの勝負師です。小さな結果では満足しないようで、急激に興味をなくしました。どうやら、男のような性格が幸いしたようです。
2.派遣切りで仕事をなくす
妻は、派遣切りにあって仕事をなくしました。収入がなくなったのです。
以前は収入なくても遊んでいた妻も、働くことでお金の大切さが身にしみて理解できたようです。
3.総量規制でキャッシングカードをなくす
総量規制がかかったせいで、妻のカードはキャッシングができなくなりました。
カードで買い物はできまるが、キャッシングはしなくなったので、一安心したのを覚えています。
政府や警察が、さまざまな規制をかけてくれたおかげで、妻はぱち依存症から脱出することができました。派遣切りだけは予想外でしたが・・。
いづれにしても妻は、自力でぱち依存症から脱出したのです。褒美じゃないですけれど、完済したらなにか褒美を買ってあげようと思います。
依存症から抜け出すことは難儀なこと
妻は依存症から抜け出すことができましたが、抜け出すまでに 10年 かかりました。とても長い期間でした。
「もしいろんな規制がなかったら・・」と考えるとゾッとします。
もうダメだ!
と思っても、諦めないで制度をうまく使えば、なんとかなるものです。
以前中国籍の女性に、「日本人は日本の社会制度を使うのがヘタね!」と言われたことがあります。彼女にいわせれば、日本の社会制度をうまく使えば、なんでも解決できるそうです。例外はあるけれど・・。
どうにか、正常に戻ったようにみえる妻ですが、ジャンボ宝くじが発売されると、必ず言います。
宝くじ買おう。買わないと当たらないんだよ!
妻は、つくづく懲りないヤツだなぁ・・と思います。