800万の借入を完済してきたからわかること。セミリタイアができると確信した理由とは?
10年前に800万円あった借入金が、残金200万にまで減りました。
なぜ借入金が、800万にまで膨れたのかは前回の記事をご覧ください。
あなたは、わたしが借入金を減らした方法に興味がありますか?
お金を借りる方がバカなんだ!
と、まったく興味がないならこの記事は必要ありません。ですが、もしあなたが借入金のことで悩んでいるなら、多少の参考になるかもしれません。
自己破産や過払い金請求もせず、しごくまじめにコツコツと返済を続けてきた、わたしたち夫婦の歴史ですから・・。
800万を返済していった方法とは
わたしたち夫婦が、どうやって返済してきたかを説明します。ほんとバカみたいに、まともな方法なのですが・・。
1.パートナーと協力する
借入金が800万になり、わたしの給料は返済でゼロ。生活費は毎月借入で賄っていました。
どうにもならないことに、妻はようやく気づいたようで「わたしも働く」と言い、派遣で仕事を始めました。
ふたりあわせてそこそこの収入はありましたが、借入が800万もあると、金利だけで月10万円以上です。妻の給料はすべて金利に消えていきました。
返しては借り・返しては借りを、繰り返す日々でしたが、借入額より返済額の方が多かったので、少しずつですが減っていきました。
ですが、冠婚葬祭などが入るとまた借り入れて、最初の5年間は増えたり減ったりの繰り返しでした。
とはいえ、わたしひとりの収入だけでは、立ちゆかなかったと思います。わたしが救われたのは、妻が働き始めてくれたからです。
ひとりでは無理だと思っても、夫婦ふたりで働けばなんとかなるものです。
2.仕事を変えて収入をアップした
思うように元金が減らない理由は、利息だけで元金を減らしていないから。なので、元金を減らすためには、月々の元金返済を増やせばいいのです。そのためには、
収入をあげるしかない
なのでわたしは、会社員をやめてフリーランスになりました。IT関連の仕事をしていたのも幸運でした。
運良くフリーランスの仕事でそこそこの収入を得たので、元本はみるみる減っていきました。この調子だと、あと2~3年で完済できる。と思った矢先・・
3.安定した仕事を長く続けた
2011年にリーマンショックがおこったのです。
ほぼ1年フリーランスとしての仕事がなくなってしまいました。なんとか食いつないでいたところ、ある会社から社員への誘いがきました。
結局安定収入を求めてしまい、サラリーマンに戻り、やれやれ・・と思ったのですが。今度は妻が、派遣切りで職を無くしてしまいました。次の仕事はなかなか決まらず、結局1年間は失業給付金をもらってしのぎました。
その後なんとか妻も、安定した仕事に就きました。5年間、夫婦ふたりで安定した収入を得られた結果、徐々に返済が進み、借入残高200万円にまで減りました。
借入金を減らすために必要なこととは?
わたしが体験した、借入を完済するコツをまとめておきます。
- 多額の返済はひとりでは無理。パートナーと強力しよう。
- 収入を上げよう。転職・副業することも考えよう。
- 安定収入がいちばん。サラリーマンを長く続けよう。
いろいろ試してみましたが、結局借入金を減らすには、夫婦ふたりで安定した収入がある、サラリーマン生活がベストでした。
収入が不安定だと一瞬は良いのですが、結局元に戻るか、停滞してしまいます。
パートナーとふたりで、安定した収入を5年間得られた結果、700万円の借入金が200万円まで減ったのです。
サラリーマン万歳!
です。
けれどアラカンになって思うのは、あと数年で定年です。公的年金だけで生きていけるのか・・?と考える年齢になっていました。
アラカンでもセミリタイアを目指せるか?
わたしたち夫婦にとって、800万の借入を200万円まで減らした事実は、大きな自信になっています。
もし・・は考えたくないのですが、「もし借入がなかったら、貯蓄は2000万円を超えていた」でしょう。
けれど、2000万円程度で老後の人生は過ごせません。
この10年間で学んだのは、
- お金はなんとかなる
- 仕事は自分でつくれる
という2点です。
お金がなければ作ればいいのさ、ケセラセラ!
今の会社は「60歳超えても働いて欲しい」と言ってくれていますが、その後の人生までは面倒みてくれません。なので、複業というシステムを作っておくのです。
複業を作って、いくつも本業を持っていれば定年なんて怖くない!
だから、
定年後がとても楽しみでワクワクしてます。