5千万円の借金?元八百屋さんの話を聞いたら勇気をもらえるよ。
先日参加したセミナーで、5千万円の借金があったという八百屋さんの話を聞きました。
毎週月曜日に300万円を返済する必要があったらしく、とても悲惨な話かと思いきや、ニコニコと話す元八百屋さん。
ホントに5千万円の借金があったのか。なぜニコニコ話せるのか。
その理由、知りたくないですか?
実家の八百屋が火の車!
5千万の借金は、ご本人が作ったわけではありません。実家の商売が八百屋さんで、その商売を継いだのだそうです。借金ごと・・。
商売の才能はあったみたいです
毎日野菜を仕入れて売るのが八百屋さんですから、仕入野菜の支払いもあるし、5千万の借金の返済もあるし・・。
で、毎週月曜日になると300万円の現金が必要だったそうです。信じられますか?毎週300万円ですよ!
ご本人は商売の才能はあったようです。ネット通販事業を始めて、かなりの売上げがあったみたいです。
けれど八百屋の商売って、100円で仕入れて110円で売るというビジネスなので、どんなに売っても手元にはあまり残りません。
300万売り上げても、手元には20~30万くらいしか残らない。どう考えても、生活費を稼ぐだけで精一杯ですよね。
最後はついに・・
さすがに最後の方は、年利18%のキャッシングでしのぐという技を使ったらしいのですが。
まさに火の車、自転車操業というやづですね。万策尽きて、ついに廃業したそうです。
廃業後は、人に会わないように隠れたり。金返せと借金取りに乗り込まれたり、落書されたり・・。
ドラマみたいでした
と本人が言っていましたが、まるで他人事で笑っちゃいました。
彼に比べれば、私の借金なんてしれたものです・・。
八百屋の廃業はよくあるはなし・・
妻の実家も八百屋でした。
爺さんが八百屋を始めて、それはそれは景気がよかったそうです。
ところが妻の父の代になって、大手スーパーが近所にできて、あれよあれよと売れなくなって・・。
義父はあきらめずに随分がんばって、コンビニへの転換も考えたようですが。ですが、コンビニ本部から断られてしまい、ついに廃業してしまいました。
そんな背景があるもので元八百屋さんの話は、自分のことのように聞いていたのです。
ところが当の本人が、人ごとのように話すものですから「廃業なんてよくある話で、気にすることないんだ」と、妙に納得させられました。
廃業したのになぜ笑顔でいられるの?
八百屋の廃業というのは結局、自己破産と同じです。ローンもしばらく組めません。
普通なら、サラリーマンになるかバイトでしのぐかと考えるのですが、彼は違いました。
八百屋時代の成功体験を再現
2015年に廃業し0からスタートした1年目。八百屋時代に、インターネット販売でマスターした知恵をスキルをビジネスにしようと考えました。
ライティングで物を売るというビジネス、つまりセールスライターという仕事です。
まずはブログを書いて実績をつくるところから始めましたが、初年度から280万の売上が発生したそうです。
ご本人は「初年度の売上げは280万円位しかありませんでした」と謙遜していましたが、位じゃないです。初年度ですよ、すごいと思いませんか?
借金返済に苦労して、考えた末に見つけた「物を売る知恵とスキル」です。借金とりがどんなに騒ごうが、差し押さえることはできません。
八百屋時代の借金を笑っていられる理由
1年目の売上は280万くらいでしたが、その後は600万円、800万円と順調に売上を伸ばし、2018年にはかるく1千万円を突破しているそうです。
2015年に破産した人が、わずか4年で1千万の売上を達成です。
パソコンとインターネットと自分のスキルだけなので、八百屋のように仕入れもありません。ほとんどすべてが利益です。
八百屋時代は苦労したけれど、その苦労の中で身につけた知恵とスキルがあったから、わずか4年で再生できたのですね。
インターネットの世界では「わずか数年で信じられない売上をあげた」なんて話はたくさんあります。
破産した八百屋のオヤジが、目の前でニコニコ笑って苦労した話をしているのをみていると、こちらも楽しくなってきました。
なのでお給料もらっているサラリーマンの間に、彼のように稼げるスキルを身につけておこうと思います。
数年あれば、お金を稼げるスキルがマスターできる!
元八百屋さんの話は、定年後が不安だったわたしに勇気を与えてくれました。