「プライベートで勉強はしたくない」って言うのがカッコイイと思っているんだろうか?
アクシアの社長ブログ「プライベートでは一切勉強したくない」と言っていた社員のこと」を読んで、同僚が「家でコンピュータなんてさわりたくない。仕事だけで十分だ!」と言っていたのを思い出しました。
そういう考え方もありなんですけど、わたしが彼より先に主任になったとき、同期の彼は上司に文句を言っていました。「なんであいつがオレより先に主任になるんだ!」と・・・。
仕事ができないなら追いつこうと努力するでしょ?
入社したときは、確かに彼のほうが仕事はできたのでけれど・・・。入社して5年もたったら、差がつくのもあたり前だと思うけど。
今でもIT技術の進歩は早いのですが、わたしが入社したころのコンピュータ業界の進歩は、今の数倍早かったんです。毎週のように新技術が発表されていて、去年覚えた技術が翌年には役に立たなかったことも何度かありました。
プログラマーで入社したわたしは、最初はCOBOLを勉強させられたのですが、その後UNIXが主流になってC言語を覚えたら、すぐにパソコン時代になってBasicを覚えたと思ったら、WindowsがでてきたVisualBasicだなんだかんだで、Javaが現れてきたと思えば、マイクロソフトがC++という言語をだしてきて・・・・。
知っている人は知っているでしょうけど、当時はみんな初めて聞く言葉です。週単位で新しい単語がでてくるんですから、勉強しないとついていけません。
勉強してもまだ仕事には関係なく、役に立つかどうかは未来でないとわかりません・・・。
そうこうしているうちに、1つか2つ覚えた知識がヒットして、新しいビジネスが始まったときにリーダーをさせてもらえたにすぎません。
「なんであいつが・・」と質問された上司は、「知識があったから」としか言えなかったそうです。
勉強したことが役に立つか立たないかなんて、未来になってみなければわかりません。
ただ、みんなより劣っていたから、同僚に追いつこうと勉強していたら、今の仕事と関係ない未来の仕事に関係することを学んでいたにすぎません。
勉強してたら彼女ができた?
ネットワークを勉強しようと、家でパソコンを購入してパソコン通信を始めました。勉強という名目にしたので、当時まだ高価だったパソコンを買う気になりました。
ブラインドタッチの勉強と、パソコン通信に興味があったからです。パソコン通信に、女子がたびたび出現するというウワサもあったので「あわよくば・・・」という気持ちもあったのは、間違いありませんけど。
勉強のつもりで始めたパソコン通信で、本当に彼女がみつかるとは、勉強もしてみるものですよ。
興味があったら勉強するよね?
勉強キライ!
ならしなくていいんじゃない?無理に勉強したって、身につかないし、ストレス貯めるだけだもの。
でも、興味があって好きなことなら、みんな学ぶはずですよね。
ボーリングやゴルフなどのスポーツが好きなら、ハイスコアをだすためにどうすればよいか考えるし、人から教えてもらったりしますよね。
恋人が欲しかったら、本屋さんやインターネットで「恋人ができる方法」とか、「デートに誘う方法」とかを調べませんか?
スポーツがうまくなる方法も、恋愛上手になる方法も、その道の達人になれるように勉強するということです。
「プライベートで勉強はしたくない」っていう人は、勉強はカッコ悪いと思っているんじゃないのかな?
カッコいいいと思って「勉強はしたくない」って言ってるんでしょうけど・・。2020東京オリンピックを目指しているスポーツ選手もカッコ悪いと言えるんだろうか?
オリンピックを目指している選手たちは、一日中ひとつのスポーツに打ち込んでいるわけで、プライベートとか関係ないですよね。
強くなろうと「プライベートで(スポーツ科学を)勉強している」選手たちは、すごくカッコイイと思うんだど・・・。
プライベートで勉強するのはカッコいいよね!